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2] 保持テスト

2・127図のように結線した状態で、手でピニオンをストッパの位置まで引出し、次に手を放してピニオンが戻らなければシャントコイルは正常である。10秒間以上の連続通電はしないこと。

 

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2・126図 吸引テスト

 

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2・127図 保持テスト

 

3] 戻りテスト

2・128図のように接続し、手でピニオンをストッパ位置まで引き出し、次いで手を放した時、ピニオンが直ちに戻ればシリース・シャントコイルは正常である。10秒間以上は連続通電しないこと。

 

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2・128図 戻りテスト

 

4] 接点間の電圧降下テスト

2・129図のように接続して接点間の電圧降下を測定し、10A当たり0.3Vを超えるようであれば機関の始動抵抗の大きい厳寒など始動不良となることがあるためエンゲージマグネチックスイッチを交換するか分解整備する。

 

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2・129図 接点間の電圧降下テスト

 

 

 

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