日本財団 図書館


108-1.gif

2・102図 装着図及び外観

 

ユニットインジェクタはポンプ本体、プランジャ及びバレル(ブッシング)、ノズル、ノズルボデイ(ナット)、上部にピニオンギヤ(燃料加減輪)、コントロールラックからなっており、バレルには吸入孔と逃孔が設けてある。

プランジャ下部側面には軸方向に縦溝と上部に斜め切欠状の溝が切ってあり、縦溝により上部の斜め切欠講部と下部のシリンダ部とが連絡するようになっている。

プランジャの上部に設けた切欠がピニオンギヤの穴に嵌め込まれ、又はプランジャの上部にピニオンが設けられ、ラックの移動によってピニオンが廻り、プランジャが回転するようになっている。尚ユニットインジェクタの断面図を2・103図に、又名称を2・9表に示す。

プランジャバレルはポンプ本体によって完全に保持され動くことは出来ないがプランジャは上下運動と共にコントロールラックによりプランジャ上部のピニオンギヤを介して回転するようになっている。プランジャバレルの下部にはチェックバルブの有るものもあるが、スプリングケース及びノズルがノズルボデイ(ナット)により取り付けられており、圧縮された燃料はスプリングケースに設けられた油穴を通りノズルに送られる構造になっている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION