(2) 点検と整備
開弁開始温度および全開温度を2・85図に示すような方法で点検し、弁リフト寸法なども併せて点検する。
作動の悪いものや温度に狂いのある場合は交換する。なお2個使用している場合は設定温度の異なるものを組合わせて開弁時の水流ショックを緩衝している場合があるので設定温度に注意すること。又水の温度を上げ下げして全閉温度と開弁開始温度を点検しその差が、10℃以上のものや全閉及び全開しないものは交換する。
4) サブタンク
(1) 構造と機能
エンジンを運転し、清水温度が上昇すると清水クーラで海水によって清水を冷やし85〜90℃に保つが、オーバロードでの運転、又は長時間連続運転を行うと水温が異常に上昇して清水冷却系統内の蒸気圧が上昇する。