28. 海水潤滑式船尾管のシール装置に関して記述したものである。正しいものには○、間違っているものには×をつけなさい。
( ) 1. シール装置の漏水量は、形番にもよるが運転中80リットル/Day以上は異常であるので整備が必要である。
( ) 2. メイテングリングは運転中やや発熱するが、50℃以下であれば問題はない。
( ) 3. 一度も使用したことがない非常用シールは、5年経過した軸抜き出し検査時であっても交換する必要はない。
( ) 4. シール装置からの漏水量が異常に増加したので、非常用シールを若干作動させることにより、漏水量を減少させることができる。
( ) 5. シール装置から急に漏水量が増加した。その主なる原因の一つは船尾への漁網の巻き込み等が考えられる。
29. 次の文章はプロペラ軸およびプロペラの取付けについて述べたものである。正しいものに○を付けなさい。
( ) 1. 船尾管軸受が海水潤滑方式の場合、リグナムバイタ支面材は油を塗布し、またゴム軸受は中性洗剤を塗布する。
( ) 2. プロペラ軸テーパ部は清掃後油を塗っておく。
( ) 3. 大型プロペラの場合は楔やテコを用いて押し込むが、最近は油圧ジャッキとダイヤルゲージを使用した押込み方法が普及してきた。
( ) 4. キーレスプロペラの押込みはプロペラの材料の降伏だけを考慮して押込み量を決定する。
( ) 5. プロペラとプロペラ軸の圧入部は海水が侵入し、腐食疲労による軸の折損事につながる恐れがあるのでゴムパッキンの取付には十分注意する。