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30. 海水潤滑軸受について述べた文である。正しいものには○を付けなさい。

( ) 1. リグナムバイタは熱帯地方に成育する自然木で、樹脂に満ち、繊維が極めて緻密で、自己潤滑性に優れた軸受材である。また、比重が約1.2で海水に沈み、ノコギリで簡単に切れるので作業が非常にしやすい材料である。

( ) 2. リグナムバイタは、海水に浸漬すると、収縮するので装てん時長手方向に縮み代を軸受全長の1%見込む必要がある。

( ) 3. リグナムバイタは、軸受上半分の面は板目、下半分は変形が極めて少ない木口面とするよう採取する。

( ) 4. リグナムバイタの軸受性能を維持するために、プロペラ軸スリーブの材質としてBC3が適合性として最もすぐれている。

 

31. 次の文章はプロペラの鳴音に関するものである。正しいものには○を付けなさい。

( ) 1. 海上試運転を行ったところ、プロペラ付近から異音が発生していることが、判明した。この異音の周波数分析をしたところ、プロペラの鳴音と判断出来た。プロペラの鳴音はプロペラ翼後縁から発生するカルマン渦の周期とプロペラ翼の固有振動数が同調する現象である。

( ) 2. プロペラの鳴音が発生した場合翼の形状を加工修正しても防止することは出来ない。

( ) 3. プロペラの鳴音はプロペラ翼の強度に悪影響を及ぼすので、直ちに対策を立て、鳴音防止工事を行うべきである。

( ) 4. プロペラの鳴音が発生した場合翼の前縁側の形状を変更することによって鳴音を防ぐことが出来る。

 

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