日本財団 図書館


25. プロペラの溶接及び曲がり修理に関係する事項で正しいものには○、間違っているものには×をつけなさい。

( ) 1. CAC703のプロペラの溶接修理は、アルミの酸化物の発生が早いため、不活性ガスにより酸化を防止すると良い。

( ) 2. プロペラの溶接修理で、溶接方法にはTIG法が採用され、MIG法は採用されていない。

( ) 3. プロペラの曲がり直し修理で、熱間状態で修理を行う場合、その曲がり部分に与える温度は、材質に関係なく750℃〜950℃である。

( ) 4. プロペラの曲がり直し修理で、冷間状態で修理を行う場合、常温では静的荷重で行い衝撃荷重を与えない方法であること。

( ) 5. 曲がり直し後は、修理部分を加熱し応力除去焼鈍をする事が望ましい。

 

26. 次の文章はプロペラトルクリッチについて述べたものである。正しいものには○を付けなさい。

( ) 1. 船舶は、就航後の船体の汚損、主機関の汚損、プロペラの汚損などの経年変化によって、主機関の同一出力に対して、回転数が低下することがある。このトルクリッチ対策としてプロペラ設計時、予めプロペラ回転数マージンを付けておく必要がある。

( ) 2. プロペラのトルクリッチ対策としてプロペラ翼後縁側にウオッシュバックを付けて行う場合、プロペラの有効ピッチは変わることはない。

( ) 3. プロペラのトルクリッチ対策の1つであるウオッシュバックを付ける方法は、翼の後縁側の後進面を加工修整して行う。

( ) 4. プロペラピッチが計画ピッチより小さく、所謂プロペラが軽い場合、主機関の定格回転数における主機関の排気温度が低くなる。

 

27. プロペラ軸ゴム巻きの補修について述べた文である。正しいものには○を付けなさい。

( ) 1. ゴム材は、天然ゴム、クロロブレン系、ブタジエン系またはニトリル系の何れに属する配合ゴムであるかを見分けて加硫ゴムに接着でき、かつ色相が違うように材料を選ばなくてはならない。

( ) 2. 修理部分が比較的大きく、かつ浅い場合には配合した糊状または、ペースト状のゴムを採用してもよい。

( ) 3. 加硫ゴムに接着し易い、吸水性の少ない接着剤を選ばなくてはならない。

( )4. 修理部分を鋭利な刃物で断面が楕円状になるように切りとって、サンドペーパーを用いて接着面を磨いておく。次にこの部分をガソリン等で拭いて脱脂を行う。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION