23. 次の文章は船尾管船首側封水装置についてかいたものであり、正しいものに○を付けなさい。
( ) 1. グランドパッキン方式の場合、プロペラ軸スリーブの摩耗がないので、封水効果が良い。
( ) 2. グランドパッキン方式の場合、海水の漏洩量が多くなった時、パッキンの増締めが容易に出来るが、プロペラ軸スリーブの摩耗が発生する。
( ) 3. グランドパッキン方式の場合、グランドでパッキンを締めつけた時、グランド側から奥に行くに従って順次パッキンと軸との接触面圧が高くなる。
( ) 4. グランドパッキン方式の場合、プロペラ軸スリープとグランドパッキンとの摺動部は、スリーブ表面が摩耗するので、スリーブの摺動部にはFRPなどでコーティングして保護するが、端面シール装置の場合は、摩耗、電蝕などがないのでスリーブの保護対策は必要ない。
24. 海水潤滑船尾管軸受について述べたものである。正しいものに○を付けなさい。
( ) 1. リグナムバイター支面材は、樹脂に満ち繊維が極めてち密であるので、海水に浸漬しても膨潤することはないので、リグナムバイター支面材の膨潤代を考慮して装着する必要はない。
( ) 2. リグナムバイター片の円周方向の分割数は、1片の幅の寸法を考慮して、半円周で偶数とし、垂直真下に合せ目が来るように配列する。
( ) 3. プロペラ軸スリーブとリグナムバイター支面材との適合性の良いスリーブ材質はBC2+0.5%Niである。
( ) 4. ゴム軸受は、水中に浸漬するとゴムの膨潤により、軸受間げきが少なくなることがあるので、適正軸受間げきを保つ必要がある。
( ) 5. ゴム軸受は、プロペラ軸の周速度が速くなるに従って、摩擦係数が大きくなる傾向にある。