( ) 4. プロペラの曲損、欠損が発見された時には、船級協会によっては、0.7R以下の位置での新しいピースによる切り継ぎ溶接を認めていないので、工事を行う際には検査官と十分に協議をする必要がある。
( ) 5. プロペラの翼面は、海洋微生物による汚損やキャビテーションによって生じるプロペラ翼面粗度の変化、あるいは自然損耗による経年変化によって、肌荒れ状態の場合は、翼面研磨が必要である。
16. 次の文章はプロペラ軸および中間軸の芯出し取付け要領について述べたものである。正しいものに○を付けなさい。
( ) 1. 進水前プロペラ軸を船尾管に挿入した状態で、船尾管船尾側のスキマ(上下左右)を記録する。
( ) 2. 進水後48時間以上経過してから着工すること。
( ) 3. 船尾管グランドパッキンは片締めしなければ、適当に締めてよい。
( ) 4. 中間軸が短い場合(2m以内)であれば、機関と一体と考えて機関につけておく。
( ) 5. 中間軸とプロペラ軸のカップリングの径は加工時の寸法差が多少あるのでその差が均一になるように芯を出す。
17. プロペラ軸にプロペラを押し込むとき、あなたは次のどの処置をとるか( ) 内に○を付けなさい。
( ) 1. プロペラ軸とプロペラ摺り合わせ率をチェックし、65%あったのでそのまま押し込んだ。
( ) 2. プロペラ船首側のパッキン寸法及び取り付けが適当でないと海水が侵入し、プロペラ軸にクロスマークが発生することがあるので、細心の注意を払って組み付けた。
( ) 3. プロペラ軸のテーパー部はプロペラ押し込み前にゴミなどを清掃し、またプロペラ押し込み作業が容易に出来るよう、油を塗布し押し込んだ。
( ) 4. キーレスプロペラの場合、プロペラ押し込み計算書により押込量は決まるので、押込時のプロペラ及びプロペラ軸の温度に関係なく押し込み量を決めた。