22. 次の文章は主機関主要部の点検整備について述べたものである。正しいものに○をつけなさい。
( ) 1. クランク軸のすみ肉部および油穴の周囲部のヘヤークラックの点検は、目視点検で充分である。
( ) 2. 主軸受用の植込みボルトおよびナットは、使用時間限度を越えるものは交換する必要がある。
( ) 3. クランク軸の折損原因で、使用上回避しなければならないことは、ねじり振動の危険回転速度で長時間運転しないことである。
( ) 4. 異常爆発・ウォターハンマなどの事故があった場合、連接棒の倒れ・ねじれを計測する必要がある。
( ) 5. ピストンの不具合で燃焼面・リング溝・ピストンボスの亀裂・燃焼面の焼損・リングステイック・ピストン摺動面の焼付などは、ピストンの冷却不良・燃焼不良・ブローバイの増加などが主原因であるから、潤滑油の劣化は気にすることはない。
23. 連接棒の点検、整備で誤った処置1つを選び番号を記入しなさい。
1. クランクボルトは約30,000時間しか使用されてなく伸びも認められなかったので、再使用した。
2. クランクメタルのオーバーレイが上メタルの約1/5消滅していたが、再使用した。
3. セレーション部1箇所に誤って当て疵をつけたが、修正して再使用した。
答え
24. 次の文章はディーゼル機関各部の整備について述べたものであるが、正しいものに○、誤っているものに×をつけなさい。
( ) 1. シリンダライナの内周面は楕円度、テーパー度ともに内径100mmに対し0.02mm以下が望ましい。
( ) 2. シリンダヘッド燃焼面の弁間部や弁と副燃焼室口金との間には腐食による亀裂が発生し易い。
( ) 3. 主軸受メタル摺動面のオーバレイは、40%以上消滅した場合交換する。
( ) 4. ダンパンはゴム、粘性液などで振動エネルギを吸収している。
( ) 5. ピストンの亀裂調整を行なう場合、点検個所は頂面のみでも良い。