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2] 大容量クラスになると自重が大となる為、芯出しが容易に出来なくなる事が考えられる。その場合にはローラジャッキを締付リング外周部に当てジャッキアップして、ダレを修正する。

3] BE型ガイスリンガ継手の場合

ガイスリンガ取付けの為に生じる減速機入力軸のダレは、ローラジャッキを締付リング外周部に当てジャッキアップしてダレを修正する。

 

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5・10図

 

(4) スラスト軸受直結型(クラッチ無し)機関の芯出し

1] 中間軸とスラスト軸の取付けカップリングは上開き(0.03〜0.05mm)にし芯ずれは上下左右0となる様に調整する。

2] スラスト軸受に於いては、スラストスキマ、スラストメタルの当り(当り状態は80%以上の事)及び軸が軸受メタル(トモ、オモテ)の下側に平均して当る様に調整確認する。

3] スラスト軸とクランク軸(フライホイール)の取付けカップリングはインロになっているのでインロを合せカップルする。

4] カップル後のクランク軸のデフレクション数値は規定範囲内に入る様機関側を調整する。

5] クランク軸の軸方向の位置決めは、位置決めゲージをNo.6軸受のオモテ側、No.5アームのトモ側との間に挿入しクランク軸の位置決めを行なう。

 

 

 

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