(イ) 栃木県栃木市「蔵の保存・歴史的街並み創設補助制度」(平成2年制定)
栃木市は、江戸、明治・大正を通して地域の流通機能を担い、小河川沿いに問屋蔵が集積し、今になお400棟程の蔵を残す街である。こうした歴史的環境を活かして「蔵の街」としてソフト・ハード事業が展開されている。
蔵の街としての環境を保存するため、蔵及び明治・大正の近代建築を対象として街並み整備の取組が昭和60年前半からはじまった。
栃木市では、蔵の多角的活用促進、蔵の保存・修景技術者集団組織の設置など、ソフト事業の整備と併せて、下記に示す保存のための補助制度を平成2年に制定した。