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(ウ) 事業推進の基本方針

a 推進体制の整備

当該地区の産業観光を推進するためには、推進組織を設置し、久尻、定林寺両区の歩調をあわせていくことが肝要である。また、住民主導型の産業観光計画を推進するに当たっては、特定団体の参加だけでは不足であり、住民を含めた体制を確立する必要がある。

体験学習の指導や作陶指導、観光案内ボランティアなどは、一線から退いた高齢者に対する期待が大きい。リタイヤメントマイスター制度(仮称)を創設し、高齢者の生きがい対策とあわせて、社会参加の仕組みづくりを進めることも検討すべきである。

 

・産業観光振興組織の設置

・リタイヤメントマイスター制度の創設、運用

(案内、作陶ボランティア)

・国内外研修生受け入れ体制の整備

(研修体制の整備、事業所でのインターンシップなど)

 

b 織部の里の活用

当該地区へ観光客を集客するための大きな起爆剤となるのが、織部の里構想による施設整備である。

当該地区においては、織部の里を産業観光振興の核施設と位置づけ、その運営を支援するとともに、地区の活性化に向け活用を図るための各種事業展開を図る。

 

・体験学習における織部の里の活用

・織部の里と美濃陶磁歴史館など周辺関連施設との連携推進

・織部の里を起点とした回遊ルートの設定

(土岐市駅に織部の里への道案内設置、史跡などの案内説明板設置、陶磁器による装飾の整備 など)

 

 

 

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