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(3) 製造業に占める陶磁器産業のシェア

窯業・土石製造業、なかでも陶磁器産業の、本市の製造業全体に占めるシェアは、事業所数・従業者数及び出荷額の減少を反映して、それぞれ、近年大きく低下してきている。陶磁器・同関連製造業の事業所数は、昭和57年には、本市の製造業の全事業所のうちの86.6%を占めていたが、15年後の平成9年には75.7%となっている。同様に、従業者数では昭和57年の80.2%が、平成9年には71.1%と、出荷額では昭和57年の71.1%が、平成9年には56.8%と、それぞれの面で、大きくシェアを落としている。

本市では、製造業全体の事業所総数自体も、昭和57年の1,815社から平成9年の1,524社へと約300社減っており、従業者数でも昭和57年の15,591人から平成9年の11,946人へと、約3,600人減少しているが、同期間に、陶磁器・同関連製造業の事業所数及び従業者数は、それぞれ、418社4,006人減っており、この減少を他の産業で十分に補えていない様子が窺える。

 

図表1-12 本市の製造業及び陶磁器産業の推移

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(注1) 表中( )内は、市内全製造業に対する割合を示す。

(注2) 全ての事業所

資料:工業統計

 

 

 

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