3 羽島市の交通環境の課題
通勤・通学や買物・レジャー活動などが広域化するなかで、道路や公共交通の役割が増大している。だが道路整備が進む一方で、公共交通に目を移すと、名鉄竹鼻線の利用客が経年的に横這い傾向、バス路線は本数が少なくサービス水準が低い現状にある。
しかし、経済活動の基盤、市民の足となる鉄道・バス交通の衰退をそのまま放置することはできない。
鉄道交通は、本市の経済に大きな影響を与える重要な社会資本である。またバス交通は、身近な移動手段として市民生活と深く関わっており、なかでも公共施設巡回バスは、高齢者などの交通弱者への配慮、市民生活の利便性向上の施策面から重要な役割を果たしている。
このため、鉄道・バスのサービス水準の向上は重要な行政課題である。