第5章 羽島市における公共交通の基本的な考え方と施策メニュー
1 公共交通サービスの政策目標
羽島市における公共交通機関の充実は、高齢者・障害者・児童を含むすべての市民の「生活利便性の向上」を第一に目指すものである。
同時に公共交通を持続させるには、公共交通がもたらす「中心市街地などの活性化」や「コミュニティの再生」などの効果が、さらに新たな公共交通ニーズを生み出すといった循環のもとに、健全な経営が確保されていくことが必要条件となる。
そこで本書では、全市民に「生活利便性の向上」の実現をもたらす公共交通サービスの整備を重点目標において、
・拠点への市民誘導による「中心市街地などの活性化」
・市民相互のコミュニケーションの促進による「コミュニティの再生」
の効果を併せて期待する形で、次年度以降に向けての公共交通のあり方について考えることとする。