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図表4-4 経年収支推移

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出所)のどか村資料より作成

 

2] コストダウンの工夫

減収にも係わらず増益である理由の一つとして、園内のレストランやバーベキューハウスで供する食材をのどか村で収穫されたもので活用している点が挙げられよう。その結果、食材購入などの余分なコストが抑えられている。

 

3] 通年化の工夫

経営安定化の工夫として、施設の通年化の工夫をしていることである。一般にファームパークは、屋外施設であることもあり、季節や天候状況による変動が激しい。特に、冬場の集客力が激減する傾向が強い。のどか村の月次入込み状況もこうした傾向を示しているが、季節性を利用した多様な収穫体験の提供、通年で利用できる体験への配慮、イベントの利用など多面的な活動を提示して、季節変動を克服しようと努力している。

 

図表4-5 月次入込みと提供メニュー

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出所)のどか村資料より作成、なお入園者数は平成11年度実績

 

4] 女性グループによる業容の多角化

園内のさまざまな施設での接客をはじめ、生産農場で獲れた野菜を使ったレストランのメニュー開発・調理や、自主的に技術を習得したリース教室の開催、生活改善グループで加工食品の技術習得など地域の主婦グループの自主性と創意工夫による運営を行っている。

 

 

 

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