草津温泉には30年前には優れたリーダーがいたが、その後世代交代の中で地域を引っ張るリーダーが不在となった。その後、若い世代(30〜40代)のおかみさんが徐々に入ってきて、変わってきた。地域で何かをやるとき、若い層の参画が重要だし、必要である。(公益法人)
2] 観光協会の役割再考
地方には有力な旅行業者がいない。また、旅行業者がいても都会や海外に送り出すことばかり考えていて、受け入れることを考えていない。今後こういった受入れの機能を地元の観光協会などが受け止めていくことも重要であると指摘している。今の観光協会が行政の一機能でしかないのであれば、難しいだろう。(公益法人)
3] 小淵沢駅前の改善
小海線への乗り継ぎや特急列車待ちの関係で、1〜2時間過ごす場所がないかと観光案内所等を訪れる人が非常に多い。駅前には喫茶店位しか時間を潰す場所がなく、現状では大勢の人が駅前で無為に時間を過ごしている。座らせてあげて地元の人とふれあう機会や場所はできないものか。そのなかでお金を落としてもらう工夫ができればなおいいのだが。(地元観光業者)
4] ペンション等(一般論も含め)
以下のコメントは、必ずしも小淵沢町に立地するペンション等を指摘しているものではなく、ペンション全般の傾向である。しかし、内容として参考となる指摘もあるので、ここで整理して記載する。
○顧客満足度の充足
ペンションは宿泊施設であるという原点をよく踏まえるべきである。安心(料金・サービス)、クレームヘの対応などをまともにやっていくことが重要。利用者サイドにたって考えることが求められている。
オーナーの趣味は関係ない。+αにすぎないことを認識すべきだ。(業界団体)
○顧客層の変化への対応
初期および普及期はマスコミの取り上げ方もあったが、市場訴求の対象が若い女性であった。今は家族連れが旅行や観光の主体である。また、中高年層も観光市場を引っ張っている。こうした顧客層の変化に対し、部屋の構成や雰囲気などは20〜25年前のままだ。(業界団体)