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5 具体的取組の内容

「白山連峰合衆国」では、以下のような様々な取組を行ってきた。

○観光パンフレットなどの発行

観光パンフレット「わたしたちの国」、パンフレット「白山麓ふれあい紀行」(石川県農林水産部)、ロードマップ、写真集などを発行している。

○サイン看板及び地図案内看板の設置

平成6年、「白山連峰合衆国」の主な入口にあたる4か所の国道沿いに歓迎塔(サイン看板)を設置した。また同年、主な施設や観光スポットなどの所在が一目でわかるような地図案内看板を各町村内に設置した。

○物産展などへの参加

加賀能登特産銘品会とタイアップし、北海道、東京、愛知、京都などでの物産展への出展、県中山間地対策総室とタイアップし、大阪「ふるさとプラザ」への出展、京津石川県人会の協力による鴨川納涼祭り物産展への出展、四日市市での広域連携物産展への出展などを行ってきた。また、県内でも美川町の手取川祭りへの出展などを行ってきた。

○秋の白山周遊・バス1日見学

域外からの参加も含め毎年160名を集め、白山山麓の豊かな自然、歴史、文化に触れるバス旅行を行っている。毎年、募集人数を超える希望者がある。

○観光客誘致の出向宣伝

旅行・交通関係会社を中心に、愛知、大阪、岡山、広島、福岡、鹿児島などへ出向いて売り込み活動を行った。

○フォトコンテスト

「霊峰白山とロマンの白山ろくフォトコンテスト」と銘打ち、平成4年11月から平成5年10月にかけて実施した。県内外より400余点の応募があり、大賞を含む100点を入賞作品として選定し、JR金沢駅構内などで作品展を開催した。

○サバイバル・ペアマラソン

全国のマラソン愛好者を対象に、男女ペアでの参加を条件として、白山麓横断の40kmのコースで毎年春にマラソン大会を実施している。毎回、約200ペア(400人)程度の参加がある。ハワイ・ホノルルマラソンヘの参加を優勝賞品としている。平成9年に開催された第7回大会では、増田明美選手を招待した。平成12年に第10回大会を迎えたが、経済効果がないという意見が出されたため、10回大会を節目として平成13年に見直される見込みである。

○友好都市交流

平成3年9月9日に、アメリカ合衆国のロッキー山麓にある、コロラド州ジェファーソン郡と友好提携を交わした。以後相互に訪問を繰り返し、ホームステイなどを通した友好親善を深めている。

○白山ふるさとクラブ

平成11年度より始めた事業で、白山麓の自然や人情に触れてみたい人を対象として会員を募集している。会員は、イベントや特産品に関する情報提供、観光施設利用料金の割引優待、ふるさと特産品のプレゼント、農林業体験のあっせんなどのサービスを受けられる。入会年度の年会費は1,500円、継続の年会費は1,000円で、現在会員は400人程度である。県の東京事務所や大阪事務所でも会員を集めてもらっている。

 

 

 

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