第2項 「マリンコーディネーター」と「海の博士」
・「マリンコーディネーター」は、地域の関係機関との調整を行なう。
・「海の博士」は、参加者に対して海のすばらしさや漁業のノウハウを伝達する。
・いずれも海・漁業体験教室に関する研修会を実施する。
I 概要
「マリンコーディネーター」は、地域において関係機関との調整や交渉などを行う。プロデューサーあるいはマネージャーとして、海・漁業体験教室の企画、運営管理を行う。
≪マリンコーディネーターとしての役割≫
1] 地域と参加者との間を取り持つパイプライン的役割を担い、プログラムの始めから終わりまでの進行的役割を担う総合管理者である。
2] マスコミ(新聞社、TV局、情報誌、自治体の告示板等々)、インターネット対策などのキャンペーンの展開。
3] リピーター確保のために、何をなすべきか。何が大切かを的確に把握する。
4] ファンクラブ(海・漁業体験教室を通じて海や地域を好きになった人の会)を組織し、会員に知人を誘ってもらい、イベントや歳事に参加してもらう。
「海の博士」は、参加者に対して海のすばらしさや漁業のノウハウを伝達する。
≪海の博士の役割≫
1] 地域特有の個性や特異性を盛り込んだ魅力あるプログラムの開発をするとともに指導者(ガイド)となり、参加者に対して、海や漁業の役割や効用あるいはその価値のすばらしさなどを発見し、体験させ、伝承伝達させる。
2] 地域に根ざした海のサービス事業に運営委員としてかかわる。例えば、催事やイベントの運営スタッフ等として一般の人達にとっては、地域の市民サービス活動に参画するための手がかりとなるようなポジションとする。
II 認定
1] マリンコーディネーターの研修会は、本事業を実施するためのコーディネーター向けとする。
2] 海の博士の研修会は、時期が来たら初心者向けと経験者向けの2段階とするが、当面は1つとして、指導者(ガイド)を養成するものとする。