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[生田川](生田川、生田川公園)

・ゾーンの特性:ゾーンの特性 新神戸駅とウォーターフロントをつなぐ緑多い親水空間で、都心居住の中核軸となるべき位置にある。

・目指す方向:中央と都市軸を形成する親水開放空間

 

[磯上](磯上公園、貿易センタービル、ポートライナー貿易センター駅)

・ゾーンの特性:流通、業務、あるいは住機能が複合するゾーンで、基盤整備の水準は高いものの、市街地の利用は比較的低い状況にある。

都心地域においては、近年、事業所数や人口の増加のみられる数少ないゾーンである。(ただし震災後は減少傾向)

なお、このゾーンの南側には、土地利用の転換が期待される神戸港駅(貨物駅)がある。

・目指す方向:流通・業務・居住が複合し、既存の都市中核と東部新都心をつなぐ躍進の新拠点

 

(参考)都心地域における、震災以降これまでのまちづくりの事例

○地区計画の策定

都心の最中心部に位置し、三宮センター街を中心とした商業が高度に集積する三宮・税関線ゾーンの一部と、事務所が高度に集積する旧居留地ゾーンにまたがる地区(「三宮地区」、約70ha)については、「魅力ある都心中心部の創造」を目指す都心復興プロジェクトとして位置付け、震災直後の平成7年4月に、都市計画上の地区計画を策定して都心復興を進めている。

地区計画策定の際、それぞれのまちの特色や、地元組織のまとまりを尊重しながら、グレードの高いまちづくりへの柔軟な対応が行えるよう、地区を5つに分けてそれぞれ個別の地区計画を定めており、各地区では、建物の再建・共同化や地下・地上・デッキの3層構造ネットワーク化など、地区の特性に応じたまちの魅力化が進められている。

 

 

 

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