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3 職住共存地区整備ガイドプラン

こうした都心部の現状と課題認識を踏まえ、京都市では、平成10年4月に「職住共存地区整備ガイドプラン」を策定し、魅力ある都心をつくるためのまちづくりに取り組んでいる。プランが対象とする地域は、18学区のうち、幹線道路(東西方向:御池通(一部夷川通)・四条通・五条通、南北方向:河原町通・烏丸通・堀川通)沿いの街区に囲まれた内部地区で、容積率の上限が400%に指定されている約130haである。

 

(1) 職住共存地区の目標

京都の顔となる「いきいき元気な交流都心・新たな京町家街の創造」を目指して、定住、産業、空間の各視点から次の目標を掲げている。

1] 多様な生活文化の充実により豊かなくらしが保たれる地域社会(サスティナブル・コミュニティ)の維持形成

2] 職の活性化を支えるソフトなビジネスインフラ機能の維持・形成

3] 京都型職住の複合共存空間の維持・形成

4] 都心再生のための防災対策の強化

 

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ガイドプランにおける職住共存地区

幹線道路沿いの街区に囲まれた網掛け部分(商業地域、容積率400%)

 

 

 

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