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ウ. 生活行動の利用交通手段特性

ここでは最寄品のうち食料品、買回品のうち高級衣料及び書籍の購買行動とその他の施設利用の行動について、利用交通手段(7)の割合を見る。

 

図-5 購買行動の利用交通手段割合(単位:%)

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※その他には、オートバイ、タクシー、バス、市電等を含む。

 

1] 購買行動(図-5)

3km以内圏の食料品は、大規模店舗、一般店舗とも「徒歩・自転車」がそれぞれ66.6%、86.3%と高く、「自家用車」(それぞれ28.1%、10.2%)を大きく上回っている。

一方9km以遠圏では、大規模店舗の場合、「自家用車」が過半数の52.1%で「徒歩・自転車」(43.0%)を上回り、一般店舗も「自家用車」が38.8%で、いずれも3km以内圏の「自家用車」より25ポイント前後(大規模店舗:24.0ポイント、一般店舗:28.6ポイント)高い。「地下鉄・JR」は、最も高い3km以内圏の大規模店舗でも2.9%と総じて低いが、両圏域の比較では3km以内圏の割合が高い。

買回品である高級衣料と書籍も、9km以遠圏に比べ3km以内圏の「自家用車」が低く「徒歩・自転車」と「地下鉄・JR」が高いという傾向は食料品と同様であるが、食料品に比べ、全般に「地下鉄・JR」が大幅に高くなっている。また両圏域間の「地下鉄・JR」の差も顕著である(ただし書籍の一般店舗は、「徒歩・自転車」が49.6%と比較的高いことから、この傾向には当てはまらない。)。

 

 

 

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