出典) Canadian Centre for Management Development (CCSN), 1998a
「結果」もしくは「影響」を理解するもうひとつの方法は、最終的な審判者として市民を用いることであり、ある特定のサービスがどのように良いのかあるいは悪いのかを市民に答えさせるという方法である。1998年、選択された公共部門と民間部門間のサービスを比較審査するために、2,900人のカナダ市民を対象とした郵送調査が行なわれた。これにより得られた得点は表5.13に示されている(ただし、回答率はわずか9.5%だった)。
世間で信じられているいくつかの説に反して、この調査結果は、公衆が公共部門と民間部門のサービスの質について抱いている意見は、きわめてばらつきの多いことがわかった。公共サービスの中には(きわだって)高得点のものもあるが、(きわだって)低得点のものもある。