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表3.2 政府レベルの公務員の割合

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出典(OECD, 1997c, p.36)

 

比較政治学者は、同様の指標として、もう一つ別な指標を開発した。とくに、レインとアーソン(1991年)は2つの指標を示した。1つは組織の自治(同224ページ)であり、もう1つは地方自治体の財政上の自治である(同225ページ)。大ざっぱに言うなら、最初の指標の意図するところは、連邦制、地方自治体の裁量、そして機能上の中央政府の支配から独立した自治という複数の局面を要約することにあるし、2番目の指標は、総(一般)公共支出のうち中央政府の取り分の割合を測定する(したがって、この割合が低ければ低いほど、地方自治体の自治が存在するものと考えられる)。これら2つの指標を合一したのが、表3.3である。

 

 

 

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