ビナ・スワダヤ財団(Yayasan Bina Swadaya)
面会者:Mr. Bambang Ismawan, Chairman and CEO, Yayasan Bina Swadaya
Mr.Djarot, Director Bina Swadaya Tours
日時:2000年10月13日
場所:ジャカルタ・財団本部
担当者:西村、名取、三木、Ari Tamat
● ビナ・スワダヤ財団の概要
1967年に設立され、現在約700人の規模。その全身は1958年に設立された農民協会。農村部貧困層の生活レベルの向上を目指して、人材育成・資金調達・技術提供・生産力向上といった枠で取り組みを行ってきた。活動理念は、農民が自ら動いてセルフヘルプすること。
● 財団の活動
1. 農村ヘフィールドワーカーの派遣(農業促進・マイクロファイナンスなど)
2. 政府・民間機関へのコンサルティング活動
3. 地方で農業金融機関の設立
● ビナ・スワダヤ・ツアーズ
財団は子会社(ビジネスユニット)を設立し、その運営利益を資金源としている。ビジネスユニットの内、雑誌などの出版、印刷、農業の他、1987年に設立された旅行会社「ビナ・スワダヤ・ツアーズ」がある。
● ビナ・スワダヤ・ツアーズの活動の趣旨
1. 相互理解の推進
2. 農村生活の体験
3. コミュニティーの資金調達
この会社は、環境保護・農村開発などに興味のある人の希望に応じて、農村生活体験・エコツーリズム事業視察のツアーを行っており、最近特にエコツーリズムの成長が目立つという。国内外の開発援助機関・NGO・一般の方が参加する。
事業の一環として目的地の調査、現地ガイドの調達・育成も行っている。エコツーリズム事業が進んでいるトギアン島、西ジャワ州ハリムン山では、現地住民が組織をつくり、管理している。