Brisbane Tourism
面会者:
Mr. Lachlan Rentell
Marketing Exective
Leasure Tourism
日時:2000年10月11日
担当者:西村、名取
■Brisbane Tourismの役割
○Brisbane Tourismは、Brisbane市が主体となって、設置した地域のコンベンション誘致、観光のマーケティングを担当する機関。市、州、民間企業など200機関から出資されている。ブリスベーン市のレベルで観光振興を担っている代表的な機関である。
○Brisbane Tourismは、Tourism Queenslandとも密接な連携(close relationship)のもとに地域の観光振興を推進している。観光関連機関としては、「地域観光機関(RTA)」に該当する。Brisbane Tourismのもとには、さらに地方観光機関(LTA)が存在している。
※州の観光の推進に係わる機関は、以下の4段階に整理することができる。
・州政府
・Tourism Queensland
・Regional Tourism Association(RTA): Brisbane Tourism
・Local Tourism Association(LTA):
○新しい商品開発については、州に任せている状態である。スタッフも限られており(20名)、市レベルではそこまでは、対応できていない。市レベルでは、むしろ、計画部門が係わっているといえるが、計画部門は、当然、観光以外のもっと幅広い分野について担当している。
※Brisbane Tourismのアニュアルレポートを入手
■Sustainable Tourismの事例
○Tangalooma Dolphine Resortが好例である。ここは、イルカの餌付けを行っているが、うまくコントロールしないとイルカが来なくなってしまう。ずっと来るようにし続けているという意味で、サステナブルな取り組みといってよい。
※プロマークジャパン小林寛子さんによれば、こういう餌付けが、自然な持続可能性を担保しているといえるかについては、議論があるらしい。イルカの子どもが自分で餌を取らなくなる恐れがあるとの指摘もあるらしい。その意味でTangaloomaが持続可能な観光開発といえるかは疑問とのこと
○地域との連携という意味では、開発に当たっては、Queenslan University Reserch Centerとの連携のもとに進めている。
※いわゆる住民によるコミュニティ参加ということではない。
■Rural Tourism等の事例(紹介パンフレットを入手)
○ワインツーリズムなどについても圏域には、存在している。国内や欧米からの観光客が訪れている。
※域内観光地のガイド(South East Queensland Country Touring Guide)を入手