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・ウブドゥ行政村の領域は、13のバンジャール(集落)に構成される。行政村の南部の10個の集落はウブドゥ慣習村・タマン慣習村・パダントゥガル慣習村と3つの慣習村を構成し、その残りの集落は北部に位置している。各慣習村は3つの主寺院をもつ。その他に、宮廷・貴族の寺院、カーストの寺院、スカの寺院、スバクの寺院、そして各バンジャールの寺院もあり、村の至るところに宗教施設がある。村の南部には観光客に人気の「猿の森」がある。

 

■観光資源

・ウブドゥ村の観光資源は、バリ芸術・文化と、周辺の美しい渓谷や水田といった農村風景や自然である。

・ウブドゥと周辺の村は芸術家が多く住む地域であり、美術館・ギャラリー・アートショップが多い。また、ガムランやバリ舞踊など、この村を拠点とする芸能団も毎晩村の各所で演奏を行う。更に、寺院や宮殿、市場、モンキーフォレストといった文化的アトラクションもたくさんある。

・同時に、ウブドゥ郊外の美しい自然や農村の光景も重要な観光資源となっている。観光資源が豊かと同時に、ウブドゥは観光施設とインフラも充実しているため、観光客の宿泊拠点として使いやすい。

・中心地ではレストラン・商店・格安〜中級レベルの旅館が所狭しく立地している。一方、ウブドゥ周辺の北西と南東には高級ホテルが点在する。特に、景色が美しい西にあるアユン川の大渓谷にはホテルが増えた。ウブドゥ群全体では宿泊所が384件登録されている。

 

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