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図 Penglipuranの取り組み

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(2) Ubud

1] 地域の特徴と観光的資源

■位置と特徴

・ウブドゥは、ギアニャル県の山部に位置する村である。その標高は500メートルと比較的に涼しい気候である。ウブドゥ行政村の面積は、7.32平方キロメートルであり、1880世帯・人口9200人が住む。

・その土地は、6つの慣習村と14の集落(バンジャール)によって構成される。1999年の時点でその内の400ヘクタールが水田とは竹であるが、市街地の人口密度は1200人/?2と高い。

・14世紀から成立したウブドゥの宮廷は、19世紀からバリ文化の中心となり、ウブドゥ地方に多くの芸術家が住むようになった。現在も絵画・舞踊などの伝統芸術を対象としたカルチャーツーリズムを代表するバリの村である。

 

■街並み

・ウブドゥの二つのメイン通り・東西を走るウブドゥ通りと南の「猿の森」へ延びるモンキーフォレスト通りが街の中央地で交差する。そのT字路の周りに、プリ・サレン・アグン(王宮)、市場、村役場と観光案内所が集まる。中心地では、ウブドゥと周辺の村で生産されている工芸品や美術品を販売する土産店や様々な飲食店が営業している。道路沿いの住宅・商店・公共施設・観光施設の多くは1〜2階のコンクリート造やレンガ造の現代的な建物であるが、背後にある市街地は、典型的なバリ様式の屋敷地が多い。

 

 

 

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