・その後、ペンリプラン伝統村では、入村料の40%の配分に関するローカルルールを策定し、村に20%、徴収者に15%、青年組織に5%を配分することとした。
・また、1990年頃まで、観光のためにものを売ることは禁じられていたが、1997年から認められるようになった。認められるようになったのは、バンジャールの青年組織(日本の青年会議所のようなものだと考えられる)が州の議会に働きかけたためである。観光客が訪れてくるようになったものの収入を得るのは、観光関連のガイドのみであったことから、地元も経済的なメリットを受けられるようにして欲しいと要求した。
・その結果、1997年以降、それぞれの家で土産物を販売してもいいこととなった。ただし、どの家でも観光客を受け入れていい訳ではなく、順番がバンジャールで決められており、この順番を守らずに、観光客を受け入れると宗教的な懲罰があるとのことである。