5. 具体的な取り組みの内容
1) 国・州等の政策
(1) ヴィレッジツーリズム
・現在、中央政府・観光文化省が取り組んでいるのは、「ヴィレッジホームステイ」を援助するプログラム。
・その考え方は、観光客と地域社会の人間レベルでの交流を促進することである。
・観光客は民家もしくは村営の施設で泊まるホームステイ方式を主に考えているが、外国人観光客が宿泊するため、民家の改善・施設の整備などに必要な資金は政府が援助する予定。
・パイロットプロジェクトをインドネシア全国の10〜15カ所の村(バリ島に4カ所、ジョグジャカルタに2カ所含む)に2001年度より実行される予定である。
・このプログラムに、政府が60億ルピアを出す他、世界銀行や国連開発機構も資金を提供する予定となっている。
(2) エコツーリズム
・エコツーリズムに関して、中央政府・環境省は2000年10月に、Agenda 21の政策を制定されたばかり。
・その中で、サステーナブルツーリズムの重要な一環としてエコツーリズムが位置づけられている。
・また、既に、西ジャワとカリマンタン州での取り組みも行われている。
(3) マスタープラン
・州政府ではゾーニングを示すマスタープランを策定している。
・寺院、自然、居住用といった大きなエリアでのゾーニングのほか、複数のバンジャール(コミュニティ)から構成される村のゾーニング、バンジャールのゾーニング(レイアウト)も存在する。