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(5) 1,000〜3,000GT未満の船舶

図5.31および図5.32に1,000〜3,000GT未満の航跡を方向別に示す。このクラスの船型においても伊良湖水道へ出入りする経路と遠州灘方面を結ぶ経路に二分されるが、伊良湖水道を結ぶ経路はこの船型以下の航跡に比較して自主分離通航帯を航行する航跡が見られるようになる。しかしながら、伊勢湾を出入りせず遠州灘方面を航行する経路は自主分離通航帯を斜航するため、東航船(北航船)は自主分離通航路南側出口付近で航跡が交差し、西航船(南航船)は自主分離通航路帯の中央付近から南側入口付近において航跡が交差する。ただし、北航船(東航船)の航跡についてみれば、これ以下の船型に比較して自主分離通航帯の北航レーンを航行するものが比較的多くなっている。

 

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図5.31 1,000〜3,000GT未満の航跡状況(48時間累積)【北航船】

 

 

 

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