2.3.2 海難発生原因の特徴
過去3年間における海難発生原因の割合を図2.5に示す。また、発生した海難の種類と発生原因の関係を表2.10に示す。
○ 図2.5よりどの海域においても海難の発生原因の傾向は良く似ており、およそ見張り不十分、不可抗力、機関取扱不良、気象海象不注意の占める割合が高い。
○ 表2.10より海難原因のうち見張り不十分、避航時期不適切などは衝突海難に関係し、船位不確認、水路調査不十分などは乗揚海難、気象海象不注意は転覆海難、機関取扱不良は機関故障に関係し、不可抗力はおよそどの海難にも関係する。