2.2.4 日ノ御埼沖海域
日ノ御埼沖海域において過去3年間に発生した海難を種類別に表2.11に示し、また、発生した海難を原因別にその割合を表2.8に示す。
○ 表2.7より過去3年間で発生した海難のうち衝突による海難が最も多く全体の約3割(27.3%)を占めるが、すべて漁船とプレジャーボートであった。
○ 次いで発生の多い海難は乗揚(18.2%)、機関故障(12,1%)によるもので、「一般船」においては機関故障による海難が最も多い(9.1%)。
○ 表2.8より機関故障の要因は、機関取り扱い不良(50%)と老朽化(50%)によるものである。
○ プレジャーボート、漁船による衝突海難の要因は“見張り不十分”によるものである。
○ 乗揚海難の要因は“見張り不十分”と“船位不確認”が挙げられ、両者で約7割を占める(66.6%)。