次表は、東京都国保連合会に4〜6月までの間に寄せられた相談事案の相談者別の状況であるが、区市町村を含む関係機関等からの相談事案が全体の約8割近くを占めていこと、また、埼玉県国保連合会の苦情申立件数の4月から9月までの推移をみると9月に入って、それまでみられなかった関係機関経由の苦情申立事案がみられるようになっていることなど、国保連合会の対応の重要性を伺わせるものとなっている。
表I-(8) 東京都国保連合会における相談事案の相談者別状況(平成12.6末現在)

(注) 東京都国保連合会資料(平成12.7.25)の『介護サービスの「苦情・相談」受付状況等』より
表I-(9) 介護サービス苦情処理に係る苦情申立て状況(平成12.9末現在)

(注) 埼玉県国保連合会資料より
ウ. 具体的な苦情申出事例から
次表は、上記国保連合会に寄せられた幾つかの苦情申立事例である。
限られた事例ではあるが、訪問介護や施設での介護等について厳しい問題が提起されている。特に、施設での事故を巡り、施設での介護の実情や事故に対する施設側の対応の在り方を問う事案がみられる。
前ページ 目次へ 次ページ