II 国際青少年里子会議の参加報告
本章は「国際里親養育機構(I.F.C.O.)第11回国際会議(付、国際青少年里子会議)報告」(平成11年11月発行)及び「ミレニアム カンファレンス―二〇〇〇(全米青少年里子会議)報告」(平成12年11月発行)からその一部を転載したものです。
一、オーストラリア研修会議に参加して
北海道里親会 根本雄司
初めに、昨年のオーストラリア研修に行かせて頂いたことに、多大なる感謝と御礼申し上げます。
私は当初、このような研修に参加しても役に立つことができるのかと、とても不安で一度断ろうと思いました。しかし、自分のこれからの考え方と人生に、何か役立つのではないかと人生の先輩である父親に言われ、自分に何が出来るか考えてみようと、この研修に参加させて頂くことにしました。後になって、この決断は間違いではなかったと思いました。何故なら、同じ境遇をもつ仲間と沢山の思い出や、感動を味わうことができたからです。
面接から始まり、職場の方々の協力もあって仕事の調整もつき、パスポートをもらう申請をしたり、荷物の準備に追われなかなか忙しかったのですが、7月17日が待ち遠しくてかないませんでした。