三、養育里親十八年
名古屋市親和会副会長 杉江正昭
里親登録以来十八年余の歩みの一端を、初期、中期、現在と記してみました。
(1) 我が子五人でも大変なのに
昭和五十六年頃―。
我が担任の教会で信者会館普請に、微力ながらもそれなりの苦労をさせて頂き完成を見た時、何を続いての苦労をさせて頂いて、普請のよろこびの芽生えを頂きたい…と、そんな思案の時にタイミング良く、天理教里親会よりの「里親になりませんか!!」とのパンフレットを手にした。
「これだ。親の愛に恵まれぬ子供の親代りをさせて頂こう。」と教会家族全員で相談を始めました。