いままで何度かそんな話しをしたり、お乳を吸ったり、「僕の赤ちゃんの時ってどうだった」とか色々な話をしてそれなりの言葉で終りにしていましたが、今日は、そろそろほんとうの事を言えるチャンスだと思い、実子でない事だけを話しました。そしたら「ふーん」という返事だけで、あとは別に気にしてる様子でもなく、ほんとうに分ってくれたのか少し心配はしたけれど、私もそれ以上話しする事もなく2ケ月ぐらい過ぎたころ、又お風呂の中で「お母さん僕って誰のお腹の中で生まれたん」と聞かれた時は、心臓が止まるぐらいにドキッとしました。今まで自分なりに何かを考えていたのだなあーと思い、可愛相な事をしたと反省し、詳しく息子に話して聞かせました。そして、「お父さんも、お母さんも、亡祖母、両親も一番僕が大好きで、この家の宝物なのよ、世界中で一番好き」と言って強く抱きしめました。息子も私に抱き付いて「僕もお母さんが一番大好き」と言って、いつもの元気で活発な5年生になりました。今考えるとあんなに悩んでいた真実告知も何かスムーズに終えたと思います。私は子供が成長する過程で、これだけは守ってほしいと願うことが一つありました。