そして、亡祖母が私達に「この子を大事に育てよ。」と言ってくれた言葉を忘れることができません。今思えば、大した病気もなく(時々風邪をひいて夜中に熱が出て主人と心配しながら車で病院へ行ったぐらい。でもその時は私達は必死でした。病院の先生に「そんなに心配しなくても明日が来たら元気になりますよー」と言われても安心できなかったのです)ほんとうに育てやすい子供でした。
それでも問題が一つありました。私達は共働きでしたので仕事をどうするか?両親は、山林・田畑とそれぞれ仕事をしておりましたので2歳の子供を見るのは心細いと言うことで私が仕事をやめるか預けるか悩みましたが、結局小学校に入学するまでは、勤める事にして一年間は実家の母に息子を預ける様になったのです。(私が勤めてる会社が近くなので…。)二人して良く頑張ったと思います雨の日も、寒い日も私と一緒に朝早く無理も言わないで起きて、元気な声で家族に「行って来ます。」と言っては車に乗って40分歌を唄ったり、道に咲いてる花の名前を教えたりして一年間通いました。実家の母も「たくさん孫を見たり育てたりしたけれど、こんなに利口な優しい孫は少ない。」と息子を誉めています。今5年生の息子もおばあちゃんが大好きで、学校が休みになったら泊りに行くと言ったり、おばあちゃんに泊まりに来てと電話をしたりしています。