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同じくAにも彼女がいるらしい。二人共、自分の生いたちを相手の家族に話し、将来の結婚をも考えておつき合いをさせていただいている。Bは、家にも呼んでいただき、お互いの将来の住む所も考え始めている様だ。Aはといえば、彼女の家族同然、一人暮しの彼のために彼女の母手作りの料理をいただくこともしばしばで、お礼にと産地の果物を送ると必ずお母さんから手紙をいただき、彼女の家へお招きいただいている。私も妻もなかなか行けないが、いずれ、早いうちにそれぞれおじゃまにあがり、私共の最大の責任を果す時が来たようだと考えている。この二人の息子に、「親にならせていただいた事を感謝」しつつ、今はただ、二人の将来の幸せを祈る毎日である。

 

 

 

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