しかし、この様に子供は言葉のひとこと、ひとことを子供なりの受け止め方で家庭に伝えることを、幼稚園に勤める教師としてAから教えられた。
(4) A君に良きパートナーを!!
Aは、一人っ子であるために思い通りに振るまえ、我がままが通せる。この我がままも何時までも通せるものではない。又、実子でないという事で、将来誰にも告げられない悩みが出て来た時、真に相談出来たり、話せたりする人がいれば、共に生活した兄弟がいれば…との思いからA君のパートナーとして里子さんをもう一人迎えることとした。
そして、小学校入学を目前にした一月、児童相談所の友人に相談した。男の子でしっかりした里子さんはいないかと。後日友人から連絡をいただいた。Aと同年齢の男の子がいるとの内容だった。私は家族に計画を説明し家族の理解も得てB君の色々な情報を聞かせていただいた。