○月○日 (幼稚園時代)
お母さん、僕幼稚園の帰りにな、いっつも○○ちゃんと一番になる競争するん。そしたら先生が「毎日けんかしたらいけんで。」「じゃんけんして順番を決めよう。」ゆーたんそしてじゃんけんで順番を決めたのに順番にしてくれんのん。じゃんけん、僕、おばあちゃんに旗作ってもろーて一人並ぼうと思うんじゃ。」と、折角作ったルールを守らない事へのAの厳しい指摘であった。
又、同じく幼稚園の頃、こんな事もありました。
○月○日
帰ってみるとAは包帯をして寝ています。おとなしく、いつもの様子は見せられません。今日、幼稚園で遊んでいて腕を打って、ひじの骨にひびが入っていた。接骨で固めて一カ月もすれば治るだろうとの事であった。Aにその様子を聞いてみると、「あのな、ローラーすべり台ですべりょーたら、スピード出しとったけん土の所へ落ちて、ひじ打ったん。」それで○○先生が△△先生に僕を車で連れて行きねーゆーたん。そしたら○○先生が『汚れるけん靴を脱ぎねー。』ゆーたら△△先生が『車より早よー連れていかにゃー。』ゆーてけんかになったんよ。」と先生の言葉をひとことひとこと伝えたあげ句、「けんか」ととらえている様子から先生の慌てて連れて行って下さったことが読みとれた。