・Figure4は2000年9月7日のGPS衛星配置を示している
・WBAPLのB値の平均は0.04m(HZA)〜0.56m(MLA)であり、GPSのそれより高い値となっているが、標準偏差としてはほぼ同一である
・Availabilityの向上、VDOPの滅少をもたらすWBAPLとGPSを使用しての飛行試験結果での位置精度はGPSのみを使用したDGPSの場合とほぼ同一である
・飛行試験時のWBAPL有無でのVDOPをFigure11に示すWBAPLを加える前に大きな値を示していたVDOPは大きく滅少した
・Figure8はGPSのみを使用したDGPSでの飛行試験結果を示す
・Figure9はGPSとWBAPLの両方を使用したDGPS/DWBAPLでの飛行試験結果を示す5回のアプローチを行ったが、WBAPLのディファレンシャル補正をHZAとMLAの空中線からの両方の受信データによって行ったことにより図では10回のトレースを記載しているMLAによる補正を“+”、HZAによる補正を“○”で記載している
・HZAによるB値変化は良く〜0.04m、MLAによるB値変化は比較的には悪く〜0.55mであるが、位置誤差に関して、大きな差異は見られない
このことは、位置誤差を起こす大きな構成要素は比較的には地上部分より機上部分にあることを暗示している
・カテゴリーII/IIIへのWBAPLの追加はLAASの精度向上ではなく、Availabilityの向上にある
・Figure10はDGPSとDGPS/DWBAPL(変更RTCAフォーマット)での飛行試験結果の差を示す水平面内誤差であるEastとNorthでの差は僅か、縦方向であるVerticalも僅かではあるが、しかし、距離に依存した差がでている