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一つの記事に対する反響の大きさに驚くとともに、きちんとした組織ができるまでは、私たちの所で何でも気楽に話し合って行っていただこうと考えました。

こうした「人間に疲れた人々」には純粋な心を失っていない幼児や小学校低学年の子どもたちの面倒をみてもらうことにしました。すると皆みるみる元気を取戻していきます。女子高校生は1ヵ月来ていましたが、もう復学しました。その間小さい子どもたちは「いつものお姉ちゃんは?」と宿題をみてもらうのを心待ちにしていたようです。それを彼女に伝えるととても嬉しそうでした。

彼女は子どもたちの元気を一杯もらったようです。また、ある少年は来年また高校をやり直すと言います。今は小学生の良き話相手となり、私たちの仕事を手伝ってくれる、なくてはならない存在です。このように「一人一人を大切に」をモットーに、人間として皆平等に安全な居場所を与えられるよう、これからも活動していくつもりです。」(高柳氏)

新聞報道の結果、九州では熊本でもこれに習う動きがあるようです。平成13年度は熊本も本事業の開催地となっておりますが、このような活動が広がれば素晴らしいと思います。

 

(15) 鹿児島

1] 「不登校生の進路と社会参加」シンポジウム

期日:2000年6月24日(土)

会場:鹿児島県自治会館

パネラー:鹿児島青年会議所 新未来教育創造委員会委員長 徳満哲司氏

鹿児島県精神保健福祉センター 所長 富永秀文氏

知覧児童学園 副園長 上薗昭二郎氏

(株)日章学園 鹿児島教育事務所 教育課長 鹿島弘高氏

司会兼コーディネーター:近藤正隆

討議内容:

富永氏:私どもセンターの業務に関連して、学童期、思春期のメンタルヘルスについて、最近感じていることを述べたい。家庭における児童虐待や家庭内暴力、学校におけるいじめ、校内暴力、学級崩壊、地域における注意したり世話をやく大人の減少。これらは各々の総合的な包容力、あるいはキャパシティーが低下した結果として表れていると考えられる。世の中全体がストレスフルで自分のことに精一杯となり、ゆとりを失している。そして家庭、学校、地域が互いを非難し合う風潮があるように感じる。

 

 

 

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