相談に来る側にとって、不登校経験者から直接体験談やアドバイスをもらえるという、又とない機会であるのは当然だが、それ以上に重要なのは、自らの不登校経験を「他の人に役立ててもらえる」というボランティア的要素である。「社会参加」とは社会の中で生きることや、人との関わりの中でしか育まれないものであるが、不登校経験者にとっては比較的無理のないボランティアではないかと思われる。当日も不登校経験のある通信制高校生2名が「ボランティア相談員」として参加してくれた。
相談に来られた方からは、大人のカウンセラーからは聞けない貴重な情報が手に入ったと大変好評であった。そして相談員として参加してくれた不登校経験者からも大変喜ばれ、また参加してみたい、更には別の種類のボランティアにも参加してみたいという感想をもらった。初の「不登校経験者による相談ボランテイア」であるが、彼等が世の中の役に立ち、生き生きしてくるのを見ると、おおむね成功と言えるのではないだろうか。来年からは全国でこの「相談ボランティア」が広まることを期待している。
※当日の相談ボランティアの模様は、奈良テレビが特集番組を作ってくれましたので、そのビデオがある。是非ご覧になっていただきたい。
(10) 兵庫(神戸)
1] 「不登校生の進路と社会参加」シンポジウム
期日:2000年7月29日(土)
会場:(株)ティエラ・コム会議室(神戸市)
パネラー:神戸青年会議所・弁護士 戎正晴氏
映画監督 小栗康平氏
(株)パソナ 常務執行役員 山本絹子氏
お父ちゃんの会 代表 田中実氏
神戸オレンジの会 世話人 松井勝也氏
ユービック情報工学専門学校 教頭 井上悦旦氏
司会:社団法人日本青少年育成協会 副会長 増澤空
コーディネーター:近藤正隆
ファシリテーター:(株)ティエラ・コム 環境教育部長 柳田耕一氏
オブザーバー:11名
討議内容:
柳田氏がインターネットを駆使して、不登校に関して大変良く資料を調べて下さった。