全国的な情報として、不登校関係のホームページや掲示板から抽出した資料を配布して説明した。兵庫県に関しても、2001年4月開校する単位制定時制高校である「県立西宮香風高校」は、不登校生や帰国子女、障害児等に配慮して、作文と面接だけの入試を行うことなど、秋の相談会の資料としても役立つ情報を多数提供してくれた。
戎氏:今の学校制度は疲労しているので、不登校生の方が正常かもしれない。
田中氏:不登校生の父親の会を月1回開いている。中3の息子が不登校。「何で学校行かんのや」と聞いた時から、半年間部屋に閉じ籠もった。そこで親の会に参加したが、どこに行っても母親ばかりで、なんとなく居心地が悪いので、父親の会を作った。様々な話が聞けて、目からうろこが落ちることもある。
山本氏:企業は縦社会なので、仕事が変わる場合大人でもカウンセリングが必要。まして子どもには常に相談にのってあげる人が必要。パソナの前身は塾で、母親が働きに出たい時に派遣することが始まった。シングルマザーの会なども組織している。
松井氏:“社会的ひきこもり”については、ここ数年かなりのスピードで水面上に登場しつつある。背景には現代の社会の複雑な構造がある一方、個人としては、家庭環境、進学、就職問題、思春期の悩みなどが複合的に交錯し、問題をより多様化させている。18才未満の不登校に対しては、この10年間で社会的に認知されるに至ったが、18才以上の若者達に対する“ひきこもり”については、行政をはじめとして社会全体に受入体制ができていないのが現状である。
神戸オレンジの会は平成11年8月に設立し、近い将来NPO法人化を視野に入れながら、ひきこもりの若者の会(ゼロからの会)と連携をとりながら、全国で100万人と言われる若者達の「自立と就労」の手助けを物心両面から支援していこうと考えている。現在会員120名、世話人10名で運営している。