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6.5.4 凍結融解試験結果

凍結融解サイクル数と質量減少率、凍結融解サイクル数と相対動弾性係数の関係を図6.3に示す。図中、L(軽量コンクリート)、UL(超軽量コンクリート)はコンクリートの種類を、W、Dはそれぞれ水中急速凍結融解試験、気中急速凍結融解試験を、添字(1〜3)は試験体の番号を示す。なお、ケースLの水中急速凍結融解試験では、30サイクルですでに亀裂が生じたためグラフ表示はしていない。これは、単位水量が多く、かつ含水した軽量骨材を使用したためである。ケースULは単位水量を極力減らしたが、120サイクル経過した時点で亀裂が生じ始めた。

一方、構造物のおかれる自然条件により近い気中急速凍結融解試験では、外観上の損傷はどちらのケースも認められず、ケースLは相対同弾性係数が徐々に減少しているが、ケースULは質量・相対動弾性係数の減少も見られず良好な結果となっている。

現在、試験継続中である。

 

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図6.3 凍結融解試験結果

 

 

 

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