6.5.2 コンクリートの打設(充填)試験結果
充填状況を写真6.3に示す。打設には、コンクリートホッパーを使用し、さらに、ケースLはバイブレーターによる締め固めを行った。
写真6.4に打設、硬化後の試験体を示す。充填状況は良好であり、幅140mmの側壁への打設も問題ないことが確認された。
写真6.5にケースULの打設ごとの打設面高さを示す。超軽量コンクリートは、自重による自己充填可能な高流動タイプのコンクリートであり、幅2mの供試体において、ヘッド差は最大でも3cm程度(勾配:1.5%)であり、優れた流動性及び充填性を有することが確認された。
また、硬化後採取したコアの骨材分布状況を写真6.6に示す。ケースL、ケースULとも骨材の偏りは認めらず、材料分離を生じることなく良好な充填性を有することがわかる。