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2) 外力

外力については設計でよく使われる港湾基準の合田式及び漁港基準の静水圧差式で定常外力を算出した。以下に計算条件を示す。

 

常時

波高 H1/3= 0.5 m

波周期 T=3sec、5sec、8sec

水深 -10.0 m

潮位 H.W.L=2.1 m

L.W.L=0.0  m

風速 V= 16 m/s

 

異常時

波高 H1/3= 1.0 m

波周期 T= 8sec

風速 V= 40 m/s

「港湾施設の技術上の基準・同解説 H11.4」より抜粋

 

(2) 検討結果

1) 外力の比較

表5.4、5.5に外力の比較を示す。コンクリートを軽量化した場合、浮体のサイズにかかわらず、吃水が小さくなり、浮体に作用する外力が小さくなっていくことがわかる。

 

2) 工費の比較

表5.6に工費の比較を示す。また、表5.7に杭係留の比較例を示す。コンクリートを軽量化した場合、上述の浮体に作用する外力が低減でき、本体の物量減、係留機構の軽減が可能なため、浮体のサイズにより若干異なるが6〜10%程度の費用改善が期待できる。

 

 

 

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