5.1.2 試設計結果 (1) 浮体諸元 浮桟橋諸元を表5.1に示す。また、詳細を表5.2に示す。長さ、幅及び乾舷は機能上決定されるものであり、コンクリート比重による差異はない。しかし、超軽量コンクリートを使用することにより、浮桟橋の高さを減少させることができる。これは比重の小さい超軽量コンクリートを使用することにより、浮桟橋重量が減り、必要な浮力が小さくなるためである。
5.1.2 試設計結果
(1) 浮体諸元
浮桟橋諸元を表5.1に示す。また、詳細を表5.2に示す。長さ、幅及び乾舷は機能上決定されるものであり、コンクリート比重による差異はない。しかし、超軽量コンクリートを使用することにより、浮桟橋の高さを減少させることができる。これは比重の小さい超軽量コンクリートを使用することにより、浮桟橋重量が減り、必要な浮力が小さくなるためである。
表5.1 浮桟橋諸元の比較
(2) 物量 超軽量コンクリートを使用したケースでは、4章で述べたようにヤング率が小さいために鉄筋量が若干増える(表5.2参照)。しかし、上記(1)で述べたように、浮桟橋の高さを小さくできるために、普通コンクリート使用の浮桟橋と比較すると、コンクリート量、総鋼材量とも減らすことができる。なお、使用コンクリートの比重の違いによる浮桟橋建造コストの詳細については、5.1.3節で述べる。
(2) 物量
超軽量コンクリートを使用したケースでは、4章で述べたようにヤング率が小さいために鉄筋量が若干増える(表5.2参照)。しかし、上記(1)で述べたように、浮桟橋の高さを小さくできるために、普通コンクリート使用の浮桟橋と比較すると、コンクリート量、総鋼材量とも減らすことができる。なお、使用コンクリートの比重の違いによる浮桟橋建造コストの詳細については、5.1.3節で述べる。
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