日本財団 図書館


4. 検討対象とする浮体構造物及び係留装置の抽出

4.1 超軽量コンクリートの浮体構造物への適用性検討

超軽量コンクリート、軽量コンクリートを浮体構造物へ適用する場合に必要となるコンクリートの特性のうち強度特性について、ここでは実際に配合試験及び各種強度試験を行い、検討した。なお、超軽量コンクリート、軽量コンクリートの施工性については、第6章で検討する。

 

4.1.1 コンクリートの配合試験

(1) コンクリートの仕様

表4.1に示す2ケースとした。ケースLは、一般の軽量コンクリート(JIS生コン)、ケースULは、超軽量高流動コンクリート(JIS外品)である。

 

表4.1 コンクリートの仕様

019-1.gif

 

(2) 使用材料及び材料試験結果

使用材料及びその材料試験結果を表4.2に示す。

 

表4.2 使用材料及びその物理的性質

019-2.gif

 

(3) 配合試験結果

試験練りを行い、表4.3の2配合を決定した。また、フレッシュコンクリートの試験結果及び各種強度を、それぞれ表4.4、4.5に示す。

 

表4.3 コンクリートの配合

019-3.gif

注)W/C:水セメント比  Air:空気量 W:水 C:セメント S1:細骨材(微粉) S2:細骨材(荒目) S3:細骨材(細目) SL:石灰岩砕砂 G:粗骨材(25%含水品) Ad1:高性能AE減水剤 Ad2:AE減水剤

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION